1. >
  2. >
  3. フィリピンのナニー問題

フィリピンのナニー問題

一体どういうもの?

フィリピンのナニー問題について説明する前に、そもそもナニーとは一体何なのかについて解説しましょう。
ナニーとは親に代わって子供の面倒を見る仕事のことです。

これだけだとベビーシッターとの違いが分かりにくいかもしれません。

ベビーシッターの場合は単に子供の身の回りの世話をするだけなのですが、ナニーは子供のしつけをしたり、勉強を教えたりもします。

また、家事の手伝いをすることもあります。
ナニーの本場はイギリスであり、映画で取り上げられたこともあります。

住み込みで働いているナニーもいます。
ベビーシッターというよりも、家政婦の方がイメージが近いかもしれません。

ただし、国によってナニーの定義は異なっており、ベビーシッターとの違いが明確でないケースもあります。

イギリスにはナニーを養成するための学校も存在しています。

日本ではベビーシッターが主流であり、たまにナニーという言葉が使われることもありますが、ほとんどベビーシッターと変わらないことが多いです。

ナニーについてはこちらでも解説されています。
>>「ナニー」の職業解説|13歳のハローワーク

フィリピンのナニー問題

フィリピンにおけるナニーとはいわゆるメイドのような存在となっています。
そのため、子育てだけではなくて、家事全般を担当することになります。

また、フィリピンのナニーは貧困層の10代の女の子達がやっているケースが多いです。

本来のナニーは子供の面倒を見るための専門的な知識を持っている職業のことなのですが、フィリピンの場合は単に家事の手伝いをするために雇われた女性という意味です。

小学校を出たばかりの女の子が住み込みでナニーとして仕事をしているケースもあります。
まともに英語を話すこともできず、中には計算すらできないようなナニーもいます。

給料はとても安くて、毎日ほとんど休みなく働き続けることになるのです。
このような仕事を続けていても明るい将来が見えてくるわけではありません。

一生ナニーをやり続けたとしても常に貧困と隣り合わせの生活を強いられることになるでしょう。

ナニーとして仕事をすることになりまともな教育を受ける機会がなくなってしまったために将来苦労する方はたくさんいます。

貧乏な家庭に生まれて、早いうちからナニーとして働かされているような女の子に対してきちんとした教育を提供することは大切です。
貧困問題を解決するためには教育をきちんと受けさせることが重要だからです。

どこの国であっても、基本的には高学歴の方が収入は高くなりやすいです。
ナニーとして働かされているような女性達はそもそも高学歴になる道すら閉ざされてしまっています。

これからフィリピンが経済発展を実現するとますます経済格差が広がってしまうため、それを防ぐために教育の環境を整えることは重大な課題となります。