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大航海時代へ 古都ビガン

世界遺産「古都ビガン」は大航海時代を感じさせる街

太陽の沈まぬ帝国といえばスペイン、これは有名なことです。
大航海時代、スペインは香辛料を求め地球の反対側まで公開を続け、訪れた先々でヨーロッパ文化を現地に植え付けた植民都市を形成していました。
その大航海時代の文化を今に色濃く残すのがルソン島北部、美しい都市として知られる古都ビガンです。

アジアの多くが植民地支配され、戦争に巻き込まれていた時代、第二次世界大戦中、たくさんの街が廃墟とかしました。
しかし一人、この命令に背いた軍人が、現代にこの古都ビガンを残したのです。
大航海時代の街並みがそのままに残る美しき古都ビガン、その奇跡の都を見に行ってみましょう。

古都ビガンは独特のデザインが引き立つ

ヨーロッパの街並みによく似た美しく整然と並んだ石畳、石造りの建築はコロニアル調で、馬車が闊歩する姿を見るとまさしくヨーロッパ文化が息づく街というイメージがあります。
しかし、建物一つ一つを見てみると、ヨーロッパ建築には見ることができない独特のビガンデザインとなっていると気が付きます。

木製のベランダに瓦の屋根、格子窓には貝殻がはめ込まれ海のイメージを色濃くしています。
1階はヨーロッパ風の石造り、でも2階は木造で構成されているという珍しい住宅すらあります。

フィリピンでは古くから伝統的に建築されてきたバハイ・クボという家屋があります。
竹でベースを組んで屋根にはやしの葉を利用した非常に簡素な家屋ですが、フィリピン独特の熱帯気候の中、室内を涼しくするための工夫が施されています。

竹で作られているため、風にもしなやかで地震などにも強い、これがフィリピンの家屋の特徴です。
しかしこの地に入ってきたスペイン人たちが作る家は、ヨーロッパ風の石造り、また煉瓦を利用した建物です。
地震や台風によって何度も壊されそのたびに作り直されたといいます。

そこでできたのが古都ビガンに見られる建築様式です。
石造りと木造の要素をあわせもっている、半石造りの建築です。
中国人が持ち込んだといわれる瓦が屋根に設置されているため、異文化の合体ともいえるビガンならではの住宅が作られていきました。
これが、古都ビガンの美しい情景となって今に残っているのです。

世界遺産の中に宿泊できる

古都ビガン、世界遺産登録地はブルゴス国立博物館からサルセド広場を通り、聖ポール大聖堂、ブルゴス広場、さらにクリソロゴ通り、クリソロゴ博物館までくれば全てを見て回る事が出来ます。

この周辺にはホテルが多く、世界遺産内のホテルに宿泊するという事もできます。
大航海時代の歴史を今に見ることができる、数少ない廃墟とならなかった街、この古都ビガンは、植民地としての歴史を垣間見ることもできる貴重な世界の財産です。